○議長(
三枝正文君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第69号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第70号 令和2
年度山梨市
介護保険特別会計補正予算(第1号)の採決を行います。
委員長報告は
原案可決です。
委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
三枝正文君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第70号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第71号 笛吹市の公の施設を利用することに関する協議についての採決を行います。
委員長報告は
原案可決です。
委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
三枝正文君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第71号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第72号から議案第75号の訴えの提起についての4案件を一括採決いたします。
委員長報告は
原案可決です。
委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
三枝正文君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第72号、議案第73号、議案第74号及び議案第75号の4案件は、原案のとおり可決されました。 次に、請願第3号
教職員定数改善、少
人数学級推進、及び
義務教育費国庫負担制度拡充を図るための請願書の採決を行います。 副
委員長報告は採択です。 副
委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
三枝正文君) ご異議なしと認めます。 よって、請願第3号は採択することに決定されました。 ただいま採択されました請願第3号に係る意見書の提出については、
議員提出議案として日程に追加し、議題といたします。
---------------------------------------
△第3
決算特別委員会委員長報告(質疑・討論・採決)
○議長(
三枝正文君) 日程第3、
決算特別委員会委員長報告を行います。 本定例会に上程されました議案のうち、令和元
年度決算審査に係る12案件については、
決算特別委員会を設置し、これに審査を付託しております。
決算特別委員会委員長、
岩崎友江議員に審査の経過と結果について報告を求めます。
岩崎友江議員。
◆
決算特別委員長(
岩崎友江君)
決算特別委員会の
審査報告を行います。 去る9月11日の本会議において本委員会に付託された議案は、議案第76号、議案第77号、議案第78号、議案第79号、議案第80号、議案第81号、議案第82号、議案第83号、議案第84号、議案第85号、議案第86号、議案第87号の各会計決算認定についての12案件であります。 委員長に私、副委員長に
萩原弥香委員を互選し、9月16日、17日、18日の3日間にわたり審査を行いました。 冒頭、令和元
年度山梨市一般会計・特別会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査によって報告された数値であり、数値の改ざんはなく、適正に処理されたものであることを確認し、審査に入りました。 審査に当たっては、議決された予算などがその目的に沿って公正・公平に、しかも適切に執行されているか、そしてどのような効果をもたらしたのかなどに重点を置いて慎重に審査を行いました。 審査の方法は、各会計歳入歳出決算書、主要な施策の成果に関する説明書、
決算特別委員会審査資料に基づき、関係課長などに説明を求めて行いました。 それでは、審査の経過から、主なものについてその概要を申し上げます。 まず、令和元
年度山梨市一般会計歳入歳出の全体についてであります。 205億369万円余の歳入に対して196億7,214万円余の歳出であり、翌年度へ繰り越すべき財源を控除した実質収支額は7億957万円となっている。健全化判断比率については、実質公債費比率が11.0%、将来負担比率が117.1%である。これらを踏まえ、現在、市の借金を見ると、本市は、13市の中で市民1人当たりの借金が多いほうだが、これらを解消するとするなら、今後どのような方向での財政運営が必要か伺いたいとの問いに対して、借金、公債費の考え方について、予算ベースでの公債費を見たときに、本市は高いと言われるが、全国的に見ても、合併市においては比較的高い傾向を示している。これは合併優遇策として交付税措置の大きい合併特例債を活用しているからであり、本市の場合、これ以外にも、交付税措置の大きい過疎対策事業債を活用しているからである。これらは借金として借り入れたとしても、後年、交付税として措置されることから、他の起債と比較しても優位なものであるため、優先的に措置してきた。 なお、合併特例債については今回の決算をもって終了となり、今後、合併特例債に代わる地方債はないので、財政運営を考える上では対策が必要となる。 また、過去に建設公債として発行していたものが今となって償還することとなるため、令和5年度に255億円の償還額が現時点では償還のピークと予想している。今後、これまでと同額の地方債を発行すると将来の借金は膨れ上がるため、プライマリーバランスを考えた地方債の発行が必要と考える。大型建設事業の抑制は必要であるが、市長の政策と合わせての考えとなるので、調整をしながら進めていきたい。 財政指標のうち経常収支比率が上昇傾向にあり、この数値が上がると財政の硬直化を招くおそれがある。義務的経費の割合が高くなることがこの数値を引き上げる要因の一つであることから、公債費の上昇についても注視する必要があると考えるとの答弁がありました。 次に、民生費及び国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計に関してであります。 国民健康保険、後期高齢者医療保険について、1人当たりの医療費について伺いたいとの問いに対して、国民健康保険の加入者は令和元年度末8,861人で、年間の医療費で割ると1人当たり38万8,649円となり、毎年約1万円の増額傾向となっている。 後期高齢者については、6,237人の被保険者で、1人当たりの医療費は年に88万7,701円となり、前年度と比較し約1万円の増となっている。後期高齢者については、今後、高齢者の増加とともに医療費も増額していくことが予想されるとの答弁がありました。 次に、総務費、戸籍
住民基本台帳管理
システム経費について。 コンビニ交付
システムの構築・導入に伴い、その効果と利用状況について伺いたいとの問いに対して、コンビニ交付
システム構築費用の約4,000万円は、全額、特別交付税措置の対象となっている。コンビニ交付については、昨年8月から稼働し、8月は49件の利用があり、その後徐々に増加し、昨年度末までに556件の利用があった。今年度は
マイナンバーカードの申請率も増えていることに伴い、6月以降は月に100件以上の利用がある。コンビニ交付は、
マイナンバーカードを取得していなければ利用できないので、今後もカードの申請率を上げることに力を入れるとともに、コンビニ交付の利便性をPRし、市民サービスの向上につなげていくとの答弁がありました。 次に、商工費のうち、観光振興一般事業経費に関してであります。 観光協会について、いろいろなイベントやSNSを活用した市の観光PRに努めてもらっているが、SNSでの情報発信により、実際に問合せなどがあるのか伺いたいとの問いに対して、ドローンを使用した動画や観光協会のSNSによる情報発信により、本市の観光スポットを撮影したいとの問合せが近年増えてきている。このようなことから、SNSは誘客につながる有効な情報発信の媒体であると考えているとの答弁がありました。 次に、教育費、地区公民館運営経費に関してであります。 後屋敷公民館の改修工事について、費用面も合わせ、大規模な改修事業となっている。その内容について伺いたいとの問いに対して、生涯学習の拠点施設として施設の適正な維持管理に努めているが、今回、後屋敷公民館の事業経費については、山梨地域の公民館改修の中で後屋敷公民館が最後の改修となったため、改善内容も集約されたものとなっている。また、他地区の公民館と比較し、大会議室が狭いため、増築を行った。公民館ごとに改修の内容は違ってくるが、後屋敷公民館は駐車場の用地を取得し、整備も行っているとの答弁がありました。 次に、寄附金、ふるさと納税寄附金・クラウドファンディングに関してであります。 クラウドファンディングで寄附を募っているが、どのような方法で募ったのか伺いたいとの問いに対して、通常のふるさと納税にも指定寄附はあるが、クラウドファンディングについては、子ども食堂の事業経費に充てることに限定しているものである。返礼品はない。ふるさとチョイスのサイトを利用して、一般寄附とは別にクラウドファンディングの項目があり、掲載をし、目標額を掲げて寄附を募っている。目標額は100万円であったが、200万円余の寄附が集まったとの答弁がありました。 次に、総務費のうち、地方創生経費に関してであります。 地域商社・ふるさと振興機構の事業について、3年間で補助金も終了したが、その後の活動について伺いたいとの問いに対して、地域商社における事業は、地域資源の発掘、商品化、地場産品の販売拡大につながる事業を行ってきた。ふるさと納税のバイヤーとなり、シャインマスカットを使い、高級品として付加価値をつけた商品を出し、山梨市の活性化を図っている。都内のコンビニエンスストアでの本市の農産物の販売、市のPRを行っている。市では、委託業務などで連携を図っているところであるとの答弁がありました。 次に、衛生費のうち、不妊治療費助成事業に関してであります。 不妊治療費助成事業の助成内容と状況について伺いたいとの問いに対し、不妊治療費助成事業については、助成の内容は、不妊治療に要した医療費の2分の1の額とし、15万円を限度として7年間まで補助するものである。令和元年度は38人の方に助成を行い、助成した方のうち15人の方に母子手帳を交付した。そのうち14人が既に出産されているとの答弁がありました。 次に、教育費のうち、花かげホール運営経費に関してであります。 花かげホールでは、自主事業として、各種コンサートの開催や子供たちを対象としたバイオリン教室など、通年で開催している。花かげホール運営の状況と併せて、運営委員会等の組織があるのか伺いたいとの問いに対して、市民会館・花かげホール運営委員会が設置されている。令和元年度の自主事業では、NHK甲府放送局との共催によるラジオ公開収録や市内在住の津軽三味線奏者、藤田淳三氏によるコンサートを開催し、満員となった。
新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、2月28日から年度末まで休館したが、1万3,714人の施設利用があったとの答弁がありました。 以上、3日間にわたって開催した
決算特別委員会において全ての審査が終了し、採決を行った結果、議案第76号、議案第77号、議案第78号、議案第79号、議案第80号、議案第81号、議案第82号、議案第83号、議案第84号、議案第85号、議案第86号、議案第87号は、
全会一致により認定すべきものと決定いたしました。 以上で
決算特別委員会の報告は終わります。 〔
参考資料 21頁~24頁参照〕
○議長(
三枝正文君) 以上で
委員長報告を終わります。
---------------------------------------
○議長(
三枝正文君) これより
委員長報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
三枝正文君) 質疑なしと認めます。 これをもちまして質疑を終わります。
---------------------------------------
○議長(
三枝正文君) これより討論を行います。 討論の通告はありませんでした。 以上で討論を終わります。
---------------------------------------
○議長(
三枝正文君) これより採決を行います。 初めに、議案第76号 令和元
年度山梨市
一般会計歳入歳出決算認定についての採決を行います。
委員長報告は原案認定です。
委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
三枝正文君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第76号は原案のとおり認定されました。 次に、議案第77号 令和元
年度山梨市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、議案第78号 令和元
年度山梨市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、議案第79号 令和元
年度山梨市交通・
火災災害共済事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第80号 令和元
年度山梨市
浄化槽事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第81号 令和元
年度山梨市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、議案第82号 令和元
年度山梨市
居宅介護予防支援事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第83号 令和元
年度山梨市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第84号 令和元
年度山梨市
活性化事業特別会計歳入歳出決算認定についての8案件を一括採決いたします。
委員長報告は原案認定です。
委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
三枝正文君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第77号、議案第78号、議案第79号、議案第80号、議案第81号、議案第82号、議案第83号及び議案第84号の8案件は、原案のとおり認定されました。 次に、議案第85号 令和元
年度山梨市
水道事業会計決算認定について、議案第86号 令和元
年度山梨市
病院事業会計決算認定について、議案第87号 令和元
年度山梨市
下水道事業会計決算認定についての3案件を一括採決いたします。
委員長報告は原案認定です。
委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
三枝正文君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第85号、議案第86号及び議案第87号の3案件は、原案のとおり認定されました。
---------------------------------------
△第4
議員提出議案(
提案理由の説明・質疑・
委員会付託・討論・採決)
○議長(
三枝正文君) 日程第4、
議員提出議案を議題といたします。 山議案第2号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う
地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める意見書の提出についてを議題といたします。 提出者を代表して、
深沢敏彦議員に
提案理由の説明を求めます。
深沢敏彦議員。
◆2番(
深沢敏彦君) 山議案第2号について、朗読をもって
提案理由の説明に代えさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う
地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める意見書(案)。
新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、わが国は、戦後最大の経済危機に直面している。地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税・地方交付税など一般財源の激減が避けがたくなっている。 地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など喫緊の財政需要への対応はじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、
地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。 よって、国においては、令和3年度
地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望する。 記 1 地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。 2 地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能の両機能が適切に発揮できるよう総額を確保すること。 3 令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応すること。 4 税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税・地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効性・緊急性を厳格に判断すること。 5 とりわけ、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹に影響する見直しは、土地・家屋・償却資産を問わず、断じて行わないこと。先の緊急経済対策として講じた特例措置は、臨時・異例の措置として、やむを得ないものであったが、本来国庫補助金などにより対応すべきものである。よって、今回限りの措置とし、期限の到来をもって確実に終了すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和2年9月28日。 以上、
提案理由の説明といたします。
○議長(
三枝正文君)
提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております山議案第2号は、
議員全員の
提出議案であります。 よって、質疑、
委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
三枝正文君) ご異議なしと認めます。 よって、山議案第2号は、質疑、
委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決することに決定いたしました。 これより採決いたします。 山議案第2号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う
地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める意見書の提出についての採決を行います。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
三枝正文君) ご異議なしと認めます。 よって、山議案第2号は原案のとおり可決されました。 お諮りいたします。 ただいま山議案第2号の意見書が可決されました。つきましては、
会議規則第43条の規定により、その条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
三枝正文君) ご異議なしと認めます。 よって、条項、字句、数字、その他の整理は、議長に委任することに決定いたしました。 なお、可決されました意見書は、関係行政庁に送付いたします。 議事の都合により、暫時休憩いたします。
△休憩 午前10時56分
△再開 午前11時20分
○議長(
三枝正文君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
---------------------------------------
△日程の追加
○議長(
三枝正文君) 休憩中、
深沢敏彦議員ほか14名から、山議案第3号
教職員定数改善、少
人数学級推進、及び
義務教育費国庫負担制度拡充を図るための意見書の提出についての提出がありました。
議員提出議案としてこれを日程に追加し、
追加日程第1として議題にしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
三枝正文君) ご異議なしと認めます。 よって、山議案第3号を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。 〔
参考資料 27頁~28頁
参照〕---------------------------------------
△
追加日程第1
議員提出議案(
提案理由の説明・質疑・
委員会付託・討論・採決)
○議長(
三枝正文君)
追加日程第1、
議員提出議案を議題といたします。 山議案第3号
教職員定数改善、少
人数学級推進、及び
義務教育費国庫負担制度拡充を図るための意見書の提出についてを議題といたします。 提出者を代表して、
深沢敏彦議員に
提案理由の説明を求めます。
深沢敏彦議員。
◆2番(
深沢敏彦君) 山議案第3号につきまして、朗読をもって
提案理由の説明に代えさせていただきます。
教職員定数改善、少
人数学級推進、及び
義務教育費国庫負担制度拡充を図るための意見書(案)。 学校現場では、
新型コロナウイルス感染症蔓延により、子どもたちへの学びの保障や心身のケア、感染症蔓延対策などが行われています。また、新学習指導要領への対応に加え、休業措置に対するカリキュラム再編成など、臨時的な職務が行われています。さらに、貧困・いじめ・不登校などの解決すべき課題が山積しており、子どもたちのゆたかな学びを実現するための教材研究や授業準備の時間、子どもたちと向き合う時間を十分に確保することが困難な状況となっています。ゆたかな学びや学校の働き方改革を実現するためには、加配措置ではなく抜本的な定数改善計画に基づく
教職員定数改善が不可欠です。 本市でも、子どもたちのゆたかな学びを保障するため、学級編成の弾力的運用に理解が示される中で、特別支援教育支援員や複式解消に関わる市単教諭の配置など
学校教育の充実を図る施策を積極的に展開しています。 義務教育費国庫負担制度については、小泉政権下の「三位一体改革」の中で国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。厳しい財政状況の中、本市のように独自財源により人的措置を行っている自治体も多く、地方自治体の財政を圧迫していることや自治体間の教育格差が生じることは大きな問題です。子どもたちが全国のどこに住んでいても、一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請であり、国の施策として定数改善にむけた財源保障のためにも国庫負担率2分の1への復元が必要です。 こうした観点から、国会及び政府におかれては、地方教育行政の実情を十分に認識され、地方自治体が計画的に教育行政を進めることができるように、以下の措置を講じられるよう強く要請いたします。 1 計画的な
教職員定数改善をすすめるとともに、少人数学級の推進を図ること。 1 教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、義務教育費国庫負担制度の堅持とともに国負担割合を2分の1に復元すること。 1 教育条件の格差解消を図るため、地方交付税を含む国における教育予算を拡充すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和2年9月28日。 以上で
提案理由の説明といたします。
○議長(
三枝正文君)
提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております山議案第3号は、
議員全員の
提出議案であります。 よって、質疑、
委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
三枝正文君) ご異議なしと認めます。 よって、山議案第3号は、質疑、
委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決することに決定いたしました。 これより採決いたします。 山議案第3号
教職員定数改善、少
人数学級推進、及び
義務教育費国庫負担制度拡充を図るための意見書の提出については、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
三枝正文君) ご異議なしと認めます。 よって、山議案第3号は原案のとおり可決されました。 お諮りいたします。 ただいま山議案第3号の意見書が可決されました。つきましては、
会議規則第43条の規定により、その条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
三枝正文君) ご異議なしと認めます。 よって、条項、字句、数字、その他の整理は、議長に委任することに決定いたしました。 なお、可決されました意見書は、関係行政庁に送付いたします。
---------------------------------------
△第5
市長追加提出議案(
提案理由の説明・質疑・
委員会付託・討論・採決)
○議長(
三枝正文君) 日程第5、
市長追加提出議案を議題といたします。 本日市長より送付されました議案は、議案第88号 山梨市
農業委員会の委員の任命について同意を求める件の1案件であります。これを議題といたします。 市長に
提案理由の説明を求めます。
高木晴雄市長。
◎市長(
高木晴雄君) 本日追加提案いたします議案は、人事関係が1件であります。 議案第88号は、山梨市
農業委員会の委員の任命について同意を求める件であります。 山梨市
農業委員会委員が令和2年11月30日をもって任期満了となるため、
農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定により、後任の農業委員19名を任命するため、議会の同意を求めるものであります。 以上、追加提案する議案につきまして
提案理由の説明を申し上げましたが、よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
三枝正文君)
提案理由の説明は終わりました。 これより議案第88号について審議を行います。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第88号については、質疑、
委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
三枝正文君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第88号は、質疑、
委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決することに決定いたしました。 これより採決いたします。 議案第88号 山梨市
農業委員会の委員の任命について同意を求める件を採決いたします。 本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
三枝正文君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第88号は原案のとおり同意されました。 〔
参考資料 32頁~33頁参照〕 (「議長」と呼ぶ者あり)
古屋弘和議員。
◆9番(
古屋弘和君) 動議を提出いたします。副
議長不信任決議案を提出いたします。 (「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(
三枝正文君) ただいま
古屋弘和議員から副議長不信任の動議が提出されました。 所定の賛成者がおりますので、動議は成立いたします。 議事の都合により、暫時休憩いたします。
△休憩 午前11時31分
△再開 午後1時46分
○議長(
三枝正文君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
---------------------------------------
△
追加日程第2
議員提出議案(
提案理由の説明・質疑・
委員会付託・討論・採決)
○議長(
三枝正文君)
追加日程第2、
議員提出議案を議題といたします。
深沢敏彦議員の退場を求めます。 (
深沢敏彦君退場)
○議長(
三枝正文君)
古屋弘和議員ほか6名から、山議案第4号 副
議長不信任決議についてが提出されました。 提出者を代表して、
古屋弘和議員に
提案理由の説明を求めます。
古屋弘和議員。
◆9番(
古屋弘和君) 副
議長不信任決議案の説明をいたします。
山梨市議会基本条例が平成28年7月1日より施行されました。議会の最高規範として
議員の政治倫理も記されております。 令和2年8月22日土曜日に
山梨市議会会派・市民クラブ発行の議会報告が、新聞折込により各戸に配布されました。 議会報告の文中において、副議長という要職にありながら、
深沢敏彦議員は、「7月臨時会に関する私見」として、ここで一部抜粋して読み上げますが、「その意味で、今臨時会の一部
議員の行動は残念な思いです。常日頃、住民の意思が第一と主張し、当局に対応を求め続けている同僚
議員の一部が、私から見ると住民の意思を反映しているか疑わしい修正案を提出し同調したことは、活発な議論と活動は民主主義の基本とはいえ、私には理解できません。今回修正案を提出した一部
議員は、唯我独尊的に突っ走ったように私には感じられます」と文中に記されておりました。 このように深沢副議長は、「住民の意思を反映しているか疑わしい修正案を提出し同調した」とおっしゃっております。厳格な本会議の中で進行してきた修正案であり、何ら落ち度があるとは思いません。また、今回修正案を提出した
議員と同調した一部
議員は、「唯我独尊的に突っ走ったように私には感じられます」と書かれておりますが、何が唯我独尊なのか理解に苦しみます。 このような私見が
山梨市議会会派の議会報告として市民に配布されたことは非常に残念であり、この件に関しまして、議会の案件は議会上で論ずることが妥当ではないかと考えます。
山梨市議会は、住民の代表として、多くの先輩
議員のたゆまない努力と実績を積み重ねてきた上で築き上げられた議会であると思っています。その上で、市民から負託を得た
議員として、今回の深沢副議長の行動は非常に残念であります。
深沢敏彦副議長におかれましては、これまでにも何度か議会中の発言の取消し等がありました。今回の件も含めて、非常に残念であります。 市議会は、住民の代表機関としてその責務はかつてなく重く、期待も大きなものになっています。同じ
山梨市議会を構成する
議員として断腸の思いでありますが、ここに副
議長不信任決議案を提出いたします。
○議長(
三枝正文君)
提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております山議案第4号は、質疑、
委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
三枝正文君) ご異議なしと認めます。 よって、山議案第4号は、質疑、
委員会付託を省略することに決定いたしました。
---------------------------------------
○議長(
三枝正文君) これより討論を行います。 山議案第4号について、討論の通告がありました。 発言時間について申し上げます。討論の発言時間は、申合せにより、それぞれ1人15分以内といたします。
武井寿幸議員の賛成討論を許します。
武井寿幸議員。
◆11番(
武井寿幸君)
深沢敏彦副
議長不信任決議案の賛成討論を行います。
深沢敏彦副議長においては、
山梨市議会副議長の要職にありながら、9月定例会開会日の8月27日、議場において、上着を着用して出席すべきところ着用せずに、また、
議員記章も持参せずに出席いたしました。 また、過去においては、平成26年6月18日の本会議の一般質問及び平成30年3月14日の本会議の代表質問において、この2度にわたり不適切な質問を行い、取消しを求められ、不適切な部分についての質問の取消しを行った事実があります。 最近においては、本年7月の臨時会の議会報告として、市民クラブの会派において発行したチラシを、市内各戸に新聞折り込みにより、8月22日土曜日に配布いたしました。そのチラシの中で市民クラブの同僚
議員は、市政の報告や
議員としての取組を記載されていましたが、
深沢敏彦副議長にあっては、「7月臨時議会に関する私見」と題し、35行の文中12行にわたり、「私から見ると住民の意思を反映しているか疑わしい修正案を提出し」と、修正案を出した同僚
議員に対して誹謗中傷するとともに、そしてまた、修正案に同調した私たち
議員に対しても、「唯我独尊的に突っ走った」と誹謗中傷を重ねておりました。 8月24日に私ども新翔会と公明党の代表で、市民クラブ
小野鈴枝代表に抗議文をもって抗議するとともに謝罪を求めました。後日、小野代表は、「謝罪はいたしません。また、
深沢敏彦副議長は、誹謗中傷はしていませんと言っていました」と話されましたので、このことを新翔会6名、公明党2名の計8名は、到底看過できるものではありません。 私たち市議会は、立場は違っても同僚
議員として、市政推進のため、議論、討論は当然のこととして大いにすべきことでありますが、同僚
議員を誹謗中傷すべきではないといつも私は感じております。ましてや活字にして誹謗中傷したチラシを市民各戸に配布したことは、決して許されるものではありません。今後も
山梨市議会の秩序と品位を保つためにも、要職である
深沢敏彦副議長の不信任決議案に賛成いたします。
○議長(
三枝正文君) 以上で討論を終わります。
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○議長(
三枝正文君) これより採決いたします。 山議案第4号 副
議長不信任決議についてを採決いたします。 本案は起立により採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君は起立願います。 (賛成者起立)(7名)
○議長(
三枝正文君) ご着席ください。 起立多数です。 よって、山議案第4号は原案のとおり可決されました。
深沢敏彦議員の入場を求めます。 (
深沢敏彦君入場)
○議長(
三枝正文君)
深沢敏彦議員に申し上げます。 山議案第4号 副
議長不信任決議については原案のとおり可決されました。
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△閉会
○議長(
三枝正文君) 以上で、本定例会の日程は全て終了いたしました。 令和2年9月
山梨市議会定例会を閉会いたします。
◎
議会事務局長(望月好也君) お互いに挨拶を交わしたいと思います。 ご起立願います。 (全員起立)
◎
議会事務局長(望月好也君) 相互に礼。
△閉会 午後2時02分 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 令和2年9月28日
山梨市議会議長
三枝正文 会議録署名
議員 清水時保 会議録署名
議員 小野鈴枝...